この記事は無線LANルーターの買い替えガイドとしてwifi 6は意味無い?寿命や交換時期の注意点や選び方を解説している記事です。

Wifiルーターが欲しくてランキングとか見るんだけど、結局自分に合ったのが分からないんだよね、どうしたらいい?
と言う疑問に答えます。
Wifiルーターは種類が豊富で選択肢が多いですし、ランキングとかを見ても結局最適なモデルが分からない!というのが悩みですよね。

実際、ランキングサイトを見てもどんな基準で順位がついているのか?よく分からないですよね。
そこでこの記事では、無線LANルーターの買い替えガイドとしてwifi 6は意味無い?寿命や交換時期など買い替えの注意点や選び方を解説してきます。
自分にあった最適なモデルのWifiルーターが知りたい人は、是非参考にしてみてください。
無線LANルーターの買い替えガイド【wifi 6は意味ない?寿命や交換時期などの注意点】
それでは順番に無線LANルーターの買い替えガイドを解説していきます。

覚えておくべき注意点は下記の通りです。
- wifi6は意味無い?⇒最新の規格ほどスピードが早く安定性が高い
- 寿命⇒3年~5年ほど経過したら検討しよう
- 通信速度⇒表現方法をしっかり理解しよう
- 接続台数⇒接続する端末が多いなら注意しよう
- カバー範囲⇒広い家ほど重要なポイント
順番に解説します。
wifi 6は意味無い?【最新の規格ほどスピードが早く安定性が高い】

通信規格
【最新の規格ほどスピードが早く安定性が高い】
まず通信規格の選び方を解説します。

無線LANには様々な規格があり、速度の速さや障害物の強さが変わります。
\\現在主流の通信規格//
規格 | 通信速度 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
IEEE802.11b | 11Mbps | 障害物に強い | 速度が遅い |
IEEE802.11g | 54Mbps | 障害物に強い | 干渉を受けやすい |
IEEE802.11a | 54Mbps | 速度が早い | 障害物に弱い |
IEEE802.11n | 300Mbps | 速度が早い | 干渉を受けやすい |
IEEE802.11ac | 6.6Gbps | 有線と同等の速度 | 障害物に弱い |
IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6) | 9.6Gbps | 高速で混雑に強い | 対応するデバイスが少ない |

現在主流の通信規格は11acという規格で、最低限この規格に対応するWiFiルーターを選びましょう。
また最新の規格であるWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)は、より高速で混雑に強いメリットがあります。
しかし規格はどんどん普及していくので、WiFiルーターを購入する時は最新規格に対応しているほうが良いでしょう。

ただし、今使っている端末がwifi 6に未対応だったりする場合は、焦って購入する必要は無いかもしれません。
wifi 5に対応しているルーターの方が安価な場合が多いので、コスパを考えるとwifi 6を避けるのも一つの手だと思います。
wifi 6は意味無いとは思いませんが、使い方に合わせると良いかな?と思います。
下記の記事では、Wifiが繋がってるのに遅い!とかトラブルの原因と対処法をまとめて解説しています。
関連記事【wifi】繋がってるのに繋がらない!遅い原因と対処法まとめ【急に接続が悪い時の問題解決】

寿命【3年~5年ほど経過したら交換時期】

交換のタイミング
【3年~5年ほど経過したら検討しよう】
次にWifiルーターの交換時期を解説します。

おおまかに3年〜5年ほど経過したら交換を検討しましょう。
機種自体の寿命や新しい通信規格が出てくるサイクルを考えると、これぐらいのタイミングを目安にしましょう。
もちろんこれより長く使うことも可能ですが、ルーター自体に不調が出てきて、繋がりにくい!とか急に途切れる!などの不具合が出やすくなってしまいます。

そのため4年前後経過したルーターを利用している場合は、買い替えを検討しましょう。
通信速度【表現方法をしっかり理解しよう】

通信速度
【表現方法をしっかり理解しよう】
次に通信速度の選び方を解説します。

通信速度は〇〇〇+〇〇〇Mbpsとか〇〇〇+〇〇〇+〇〇〇Mbpsという表現で表されます。
単純に2つ、もしくは3つの数字の合計がルーターの出せる最大速度になります。
この合計速度が大きいほうが、早いルーターと言えます。

また、11ac以降のWiFiルーターは、デュアルバンドとトライバンドの2つの種類があります。
- デュアルバンド⇒デュアル(2つ)の電波の流れ道を持つルーター
- トライバンド⇒トライ(3つ)の電波の流れ道を持つルーター
トライバンドのWiFiルーターの方が、多くのデバイスを同時に接続しても混雑しないメリットががあります。
通信速度のチェックも大切ですが、バンド数もチェックするとより快適に利用できるでしょう。
接続台数【接続する端末が多いなら注意しよう】

接続台数
【接続する端末が多いなら注意しよう】
また、接続台数についても注意が必要です。

最近はWiFiを利用するデバイスも多いので、非常に重要なポイントです。
WiFiルーターには接続台数の目安が書いてあるので、その台数を目安にするのが大切です。
WiFiに接続して利用する家電製品はどんどん増えているので、同時に利用できる接続台数が多いほうが安心です。

接続台数が多いと、混雑する可能性が高くなるので注意が必要です。
カバー範囲【広い家ほど重要なポイント】

カバー範囲
【広い家ほど重要なポイント】
次に注意すべきはカバー範囲です。

特に2階建てや3階建ての戸建ての場合は重要なポイントです。
間取りの広い建物の場合は、アンテナの向きを変えられるタイプがおすすめです。
電波状況に合わせて、カバー範囲を変えることが出来るので、非常に便利です。

電波がしっかり届くか不安!という方は、アンテナの向きを変えられるルーターがおすすめです。
無線LANルーターの選び方【初心者向けに戸建てやマンション・アパート向けのポイント】
次により自分に合ったWifiルーターの選び方を紹介します。

部屋のサイズ別におすすめの選び方は下記通りです。
- 戸建て⇒価格は2万円前後で接続台数が多いほうが快適に使える
- 一人暮らし⇒1万円以下の高コスパモデルでも問題なし
- メッシュWifi⇒デュアルバンドでもOKだが、高性能なトライバンドもおすすめ
順番に解説します。
戸建て【価格は2万円前後で接続台数が多いほうが快適に使える】

戸建て
価格は2万円前後で接続台数が多いほうが快適に使える
まず最初に戸建てにおすすめのWifiルーターの選び方から解説します。

戸建ての場合は価格が2万円前後のWifiルーターがおすすめです。
- 価格⇒2万円程度のモデルがおすすめ
- 通信規格・速度⇒最新の規格対応モデルなら長く使える
- 接続台数⇒余裕を持たせた方が、快適に使える
- アンテナ⇒アンテナ外付けモデルがおすすめ

戸建ての場合は部屋のサイズに合わせて電波が届く範囲が広いパワフルなタイプが良いでしょう。
このようなモデルのWifiルーターは価格面では2万円程度になります。
さらに部屋の間取りや形が大きく異なるので、電波の方向を調整できるWiFiルーターの方が快適に使えます。

他にも最近は、Wifiを利用する家電や端末が増えているので、接続台数が多いほうが良いでしょう。
このように戸建の場合は、数千円の安いWifiルーターよりも2万円前後の性能が良いWifiルーターのほうが快適に使えます。
下記の記事では、今回紹介した2機種も含めた、戸建てにおすすめのWifiルーターを紹介しています。
関連記事【2022年版】戸建てにおすすめのWifiルーターはどれ?【新築の一軒家に最適なモデルの選び方】

一人暮らし【1万円以下の高コスパモデルでも問題なし】

一人暮らし
1万円以下の高コスパモデルでも問題なし
次に一人暮らしにおすすめのWifiルーターの選び方をします。

一人暮らしの場合はマンションやアパートなど、戸建てに比べると建物のサイズが小さい場合が多いです。
そのため価格が1万円以下でも購入可能な、アンテナ内蔵したWifiルーターでも十分です。
- 価格⇒1万円以下のコスパが良いモデルで十分
- 通信規格・速度⇒最新の規格対応モデルなら長く使える
- 接続台数⇒余裕を持たせた方が、快適に使える
- アンテナ⇒アンテナ内蔵モデルで問題なし

3,000円ほどで買える高コスパなWifiルーターでも良い場合が多いです。
数年後に引っ越しを控えているなど、居住環境が変わる場合はワンランク上のWifiルーターを購入すると長く使えます。
最新のWifi 6やIPv6などの規格に対応したモデルを選ぶと、より快適に使えます。

一人暮らしの場合は、価格面を重視するか?長く使うか?が見極めのポイントになります。。
下記の記事では今回紹介した2機種も含めた、一人暮らしのマンションやアパートにおすすめのWifiルーターを紹介しています。
関連記事【2022年版】一人暮らしにおすすめのwifiルーターはどれ?【安くてipv6にも対応のアパート向き】

メッシュWiFi【デュアルバンドでもOKだが、高性能なトライバンドもおすすめ】

メッシュWiFi
デュアルバンドでもOKだが、高性能なトライバンドもおすすめ
次にメッシュWifiの選び方を解説します。

メッシュWi-Fiは、ちょっと選び方のポイントが変わるので注意が必要です。
- 価格⇒2台セットで2万円〜3万円前後のモデルがおすすめ
- 通信規格・速度⇒通常はデュアルバンドでOKで、性能を求めるならトライバンド
- 規格⇒海外メーカー製のIPv6対応の確認に注意が必要
- 子機の台数⇒子機の追加が手軽なので、2台セットから試すのがおすすめ
まずメッシュWifiは複数台の端末を設置して建物全体をカバーする仕組みのWifiです。

そのため複数台購入することになりますが、2台セットを購入して試してみるのがおすすめです。
アプリを利用して電波状況を確認しながら設置すると快適に使えますし、通常のWifiルーターよりも子機の追加が手軽です。
また家庭用ならデュアルバンドでも良く、より性能を求めるなら価格が上がりますがトライバンドのメッシュWifiを選ぶと良いでしょう。
トライバンド | デュアルバンド |
---|---|
2.4GHzと5.0GHz+5.0GHzの3つの周波数帯を利用 接続する台数が増えてもスピードが落ちにくい 全体的に価格が高め | 2.4GHzと5.0GHzの2つの周波数帯を利用 一般的なWi-Fiルーターに多く価格が安い点がメリット 接続台数が多いとスピードが落ちやすい |

海外メーカー製のメッシュWifiはIPv6に非対応の場合もあるので、注意が必要です。
このようにメッシュWifiは他のWifiルーターと比較して、選び方が少し変わるので注意しましょう。
下記の記事では、メッシュWifiを使ってわかったデメリットをまとめて解説しています。
関連記事【デメリット】メッシュwifiが不安定!切れる!遅い時の対処法【仕組みや無線LAN中継機との違いもまとめて解説】

【2023年版】おすすめの無線LANルーターはどれ?【子機や中継機もまとめて解説】
最後におすすめの無線LANルーター紹介していきます。

自宅の広さ別に最適なモデルは下記の通りです。
- 戸建て⇒広範囲に電波が届くアンテナ付きのWifiルーターがおすすめ
- 一人暮らし⇒マンションやアパートならアンテナ内蔵モデルのWifiルーターがおすすめ
- メッシュWifi⇒建物全体で快適なWifi環境を作りたい人におすすめ
- 無線LAN中継機⇒難易度が高いのでおすすめしない
- 無線LAN子機⇒利用するなら強力で最強モデルがおすすめ
順番に解説します。
戸建て【広範囲に電波が届くアンテナ付きのWifiルーターがおすすめ】

まず最初に戸建てにおすすめのWiFiルーターから紹介します。

戸建ての場合は建物のサイズが大きいので、2階建てや3階建てでも電波が届くアンテナ付きモデルがおすすめです。
例えばTP-Link製のArcher AX4800はアンテナが6本搭載されていて、広範囲に電波を届けることが可能です。
- IPv6 IPoE(V6プラス)に対応
- 最新のWiFi規格であるWiFi 6に対応
- 6本の外部アンテナとビームフォーミングで電波の届く範囲が広い
- デュアルバンドWi-Fi(4.3Gbps+574Mbps)対応でスピードが落ちにくい
- MU-MIMOとOFDMA対応で、同時接続に強い
- 最大80台まで同時接続が可能
- HomeShield(セキュリティサービス)を利用可能
- TP-LinkのOneMesh機能対応で、メッシュWiFiを構築可能
- USB 3.0ポートを搭載で、簡易NASとして利用可能
- スマートフォンアプリTetherで簡単に設定可能

最新規格のWifi 6やIPv6に対応していて、接続台数が多いなど機能面が充実している点が特徴です。
ただしサイズが大きいので、コンパクトなモデルが欲しい方は、バッファローのWSR-3200AX4S/Nなども良いでしょう。


Amazonでも人気上位のモデルで、バッファロー製の信頼感がある点も魅力です。
アンテナが内蔵モデルなので、電波の届く範囲には注意が必要ですが、戸建てでも十分に利用できるでしょう。
下記の記事では、今回紹介した2機種も含めた、戸建てにおすすめのWifiルーターを紹介しています。
関連記事【2022年版】戸建てにおすすめのWifiルーターはどれ?【新築の一軒家に最適なモデルの選び方】

一人暮らし【マンションやアパートならアンテナ内蔵モデルのWifiルーターがおすすめ】

一人暮らしにおすすめのWifiルーターは、バッファロー製WSR-1166DHPL2/Nです。

価格も安く、Amazonでランキング1位の無線LANルーターです。
- デザイン⇒アンテナ内蔵でコンパクト
- 初期設定⇒スマホだけで設定可能で手軽
- スピードと安定性⇒シンプルな機能だが安定した通信が可能
- 使い勝手⇒回線自動切り替え機能で再設定が不要
- 不満点・デメリット⇒最新規格にWi-Fi 6には非対応

とにかく安いWifiルーターを使いたい人におすすめです。
また、長く使うことを考えるならTP-Link製のArcher AX55なども良いでしょう。


4本の外付けアンテナを搭載しているので、好きな方向に電波を届けることが可能です。
価格は少し上がりますが、最新規格のWifi 6やIPv6に対応している点が魅力です。
下記の記事では今回紹介した2機種も含めた、一人暮らしのマンションやアパートにおすすめのWifiルーターを紹介しています。
関連記事【2022年版】一人暮らしにおすすめのwifiルーターはどれ?【安くてipv6にも対応のアパート向き】

メッシュWifi【建物全体で快適なWifi環境を作りたい人におすすめ】

次にメッシュWifiのおすすめは、NEC製のAterm AM-AX1800HPです。

日本メーカー製で安心感がありますし、最新規格のwifi 6やIPv6に対応している点が魅力です。
- デザイン⇒サイズがコンパクトで非常におしゃれ
- 初期設定⇒複雑な設定不要で使える
- 通信速度⇒実測で下りのスピードも上りのスピードも早い
- 安定性⇒途切れることはなく、接続した端末を確認できるのも魅力
- 不満点・デメリット⇒詳細が書かれた説明書はネットで見る

Wifiルーターっぽくないデザインも特徴で、安定性も高いです。
また、より多機能で高性能なメッシュWifiが欲しいなら、TP-Link製のDeco X50もおすすめです。


新製品のメッシュWifiで、コンパクトなのに2,402Mbps(5GHz) + 574Mbps(2.4GHz)の高速スピードが特徴です。
最新規格のWiFi 6やIPv6に対応で、高速スピードや安定性など、高機能モデルを探している人におすすめです。
下記の記事では、今回紹介した2機種も含めた最強おすすめのメッシュWifiを紹介しています。
関連記事【2022年版】最強おすすめのメッシュwifiはどれ?【選び方のポイントもまとめて徹底解説】

無線LAN中継機【難易度が高いのでおすすめしない】

最後に、無線LAN中継機について解説します。

正直、無線LAN中継機の利用はおすすめできません。
電波状況の改善の難易度が高い点もありますが、場所によって手動で親機や中継機との接続を変える必要があるのが面倒です。
その点を考えると、親機+無線LAN中継機よりもメッシュWi-Fiを利用したほうが快適に使えるはずです。

ただしOneMeshなど、メッシュWiFi化機能を利用するなら話が別です。
メーカー独自の機能ですが、無線LAN中継機のデメリットを無くしていて、SSIDの変更等が不要です。

このような機能を利用するなら、非常に使い勝手が良くなるでしょう。
下記の記事では、無線LAN中継機の効果やデメリットをまとめて解説しています。
関連記事【悲報】wifi中継機は効果ない?【繋がらない!途切れる!など注意すべきデメリットを徹底解説】

無線LAN子機【利用するなら強力で最強モデルがおすすめ】

さらにWiFiが付いていないPCなどは、無線LAN子機を利用しましょう。

無線LAN子機は、単純に強力で最強のモデルを選んだほうが安心です。
無線LAN子機は、USBで接続するタイプとパソコンに内蔵するタイプの2種類があります。
USB接続タイプの方が手軽に使えるので、WiFiが使えないPCや電波状況の悪いPCの場合は、無線LAN子機の利用も良いでしょう。

おすすめの無線LAN子機は、下記の記事で紹介しています。
下記の記事では、最強の無線LANはどれなのか?おすすめのモデルを解説しています。
関連記事【2022年版】最強の無線LAN子機はどれ?【WiFi 6対応やゲーミングにおすすめのモデルを解説】

まとめ
無線LANルーターの買い替えガイドをまとめました。

無線LANルーターは種類も豊富で、建物の広さやスピード、接続する台数に合わせて選びましょう。
- 戸建て⇒価格は2万円前後で接続台数が多いほうが快適に使える
- 一人暮らし⇒1万円以下の高コスパモデルでも問題なし
- メッシュWifi⇒デュアルバンドでもOKだが、高性能なトライバンドもおすすめ

上記の選び方のポイントを中心におすすめの無線LANルーターは下記の通りです。
- 戸建て⇒広範囲に電波が届くアンテナ付きのWifiルーターがおすすめ
- 一人暮らし⇒マンションやアパートならアンテナ内蔵モデルのWifiルーターがおすすめ
- メッシュWifi⇒建物全体で快適なWifi環境を作りたい人におすすめ
- 無線LAN中継機⇒難易度が高いのでおすすめしない
- 無線LAN子機⇒使うなら強力な最強モデルを利用しよう

さらに実際にWifiルーターを選ぶときは、下記のポイントに注意しましょう。
それぞれの詳しい解説は、下記の記事で詳しい紹介しています。
順番に確認してみてくださいね!