この記事はNASの失敗しない選び方を解説してる記事です。

家庭用NASの失敗しない選び方ってあるのかな?HDDの容量選びについても知りたいな!
と言う疑問に答えます。
NASは様々な種類があり、どれを選べばいいか?難しいですよね!

実際、NASはHDD内蔵モデルや別売りのNASキットなど、様々あります。
そこでこの記事では、家庭用NASの選び方のポイントやHDDの容量選びについて解説していきます。
NASの選び方が知りたい人は、是非参考にしてみて下さい。
【家庭用NAS】失敗しない選び方とは?【ポイントは⑤つ】
まず最初にNASの失敗しない選び方を解説します。

NASは以下の5つのポイントで選ぶのが大切です。
- 価格重視⇒『HDD内蔵型のNAS』
- 拡張性重視⇒『NASキット+別売りのHDD』
- メンテナンス重視⇒『HDDの取り外しが容易なNASキッド』
- 音質重視⇒『オーディオ用のNAS』
- テレビ録画重視⇒『動画再生機能が高いNAS』
この5つのポイントをもう少し詳しく見ていきます。

NASの基礎知識は下記の記事で解説しています。
関連記事【基礎知識】NAS(ナス)とは?【できることやメリット&デメリット】
ポイント① 価格重視で選ぶならHDD内蔵型のNAS
まず価格重視でNASを選ぶならHDD内蔵モデルを選びましょう。

別途HDDを購入する手間もコストも不要で、初期設定をするだけで使える手軽さが魅力です。
そんな、HDD内蔵モデルのNASのメリットは下記の通りです。
- 費用が安く1万円前後から購入可能
- 購入後の初期設定が簡単

とにかく手軽で、コスパが良い点が非常に魅力的です。
そのため、価格面からNASを選ぶならHDD内蔵型のNAS1択になります。
また、HDD内蔵モデルとHDDが別売りのNASキットだと、費用の面で以下のような違いがあります。
- HDD内蔵モデル⇒1万円前後から購入可能
- HDD別売りモデル⇒3万円から4万円前後が必要
HDD別売りのNASはNASキット+別売りのHDDが数個必要になります。

そのため、最低でも2万円、標準的なNASを作ると3万円から4万円前後の予算が必要になります。
もちろんHDD別売りのNASキットの方が、機能や拡張性などは大きく変わります。
しかし価格は大きく変わるので、予算によってはこのポイントのみを重視して、選ぶ必要もあります。
ポイント② 拡張性を重視するならNASキット+別売りHDD
一方でHDDが別売りのNASキットにも大きなメリットがあります。

エントリーモデルが多いHDD内蔵のNASに比べて高機能で、容量など自由に選べる点が魅力です。
そんなNASキットのメリットは下記の通りです。
- 自由にHDDの容量や耐久性を選べる
- 後からHDDを交換することが出来る
費用の面ではHDD内蔵モデルのNASに劣りますが、自由にHDDを選べる点が魅力です。
HDDにはNAS専用の耐久性が高いモデルや、PC用の安価なモデルなど様々な種類があります。

自由にHDDを選べるので、容量や読み込み速度・予算などを考えつつ選べるメリットがあります。
また複数台のHDDを搭載できるNASキットを選ぶと、RAIDと呼ばれるバックアップ機能や保存スピードのアップ機能を利用できます。
NASとしての機能を十分に活かすなら、NASキット+別売りHDDを活用するのがベストな選択肢と言えます。

容量や耐久性などを考えて、自由にHDD選びも楽しめるのがNASキットの魅力です。
関連記事【2020年版】NAS用HDDのおすすめは?【WD RedとIronWolfを比較】
ポイント③ メンテナンス性を重視するならHDDの取り外しが簡単なNASキット
また頻繁にHDDを交換したりする使い方をする場合は、メンテナンス性が良いNASがおすすめです。

HDDの交換が簡単ですし、NASの電源を落とさなくてもHDDの交換ができるホットスワップに対応したモデルもあります。
そんな、メンテナンス性重視のNASキットのメリットは下記の通りです。
- HDDの交換が容易
- 電源をOFFにしなくても交換可能なモデルもある
NASを利用し始めると、思った以上に様々なデータを保存するようになります。

そのため、HDDの容量が足りない!とか交換して使いたい!と考えるようになります。
そんな時に便利なのが、メンテナンス性を重視したNASキットです。
HDDを取り外す時に電源を落としたりネジを外す必要も無く、簡単に交換できるので、非常に便利です。
基本的にはHDDが別売りのモデルになりますが、HDDの交換が非常に簡単に作られています。

メンテナンス性が高いNASは、HDDの交換が多い方に便利です。
ポイント④ 音質重視で選ぶなら特化した機能を持つNAS
さらに音楽を主に保存する用途の場合は特化した機能を持つNASを選びましょう。

音質を落とさないように設計、作成されているため、邪魔なノイズが入らない特徴があります。
そんな、音質重視NASのメリットは下記の通りです。
- USB-DACと接続するだけでネットワーク化が可能
- 音楽の邪魔にならないファンレスやインシュレーターを搭載
ファンレス設計やインシュレーターを搭載して音楽を再生している時の邪魔な音を出さないような工夫が施されています。
高音質な音源をそのまま再生できるUSB-DACと組み合わせて利用できるなど、他のNASにはない特化した機能を搭載しています。
利用する機能が音楽に特化しているなら、オーディオ専用のNASを選ぶべきと言えます。

音楽のデータが多いなら、音楽専用のNASを選ぶと快適です。
ポイント⑤ テレビ録画重視で選ぶならメディア機能特化のNAS
最後に録画したテレビ番組の保存用途でNASを利用する場合も、特化した機能を持つNASがあります。

録画番組の移動が簡単だったり、タイトルなどの修正も手軽な点が魅力です。
そんな、メディア機能を特化したNASのメリットは下記の通りです。
- テレビで録画した番組を移動できる
- 移動した録画番組をBlu-rayに保存することも可能
最近のテレビは、外付けHDDに録画できる機能が搭載されていますが、違うテレビに取り付けると見れないデメリットがありました。

テレビを買い替えたり、故障したらもう見れません。
そんな時に役立つのがメディア機能を特化したNASです。
テレビ録画を重視したNASは、DTCP-IP対応のテレビだと録画番組を移動することが可能です。
そのためテレビ番組をよく録画する人にとって、使い勝手が良いはずです。

テレビ番組の録画が多いなら、録画番組を移動できるNASが便利です。
【家庭用NAS】HDD容量の選び方【コスパで選ぼう】
次に家庭用NASのHDD容量の選び方を解説します。

HDDの容量はコスパで選ぶのがおすすめです。
HDDは容量の差ほど、価格の違いが少ない場合が多いです。
そのためHDDを購入する時点で、予算と容量のバランスが取れたHDDを購入するのが良いでしょう。

今なら、3TBor4TBの容量のHDDがおすすめです。
またHDDにはNAS専用のHDDとPC用の汎用HDDがあります。
NAS用HDDは耐久性が高い代わりに、比較すると価格が高めです。

データの重要性にもよりますが、どっちにするか?予算で選ぶと良いでしょう。
関連記事【2021年版】NAS用HDDのおすすめは?【WD RedとIronWolfを比較】
関連記事内蔵HDD(3.5インチ)のおすすめメーカーは?【WDとSeagateを比較】
まとめ
NASの失敗しない選び方を解説を解説しました。

NASは下記の5つのポイントで選びのが大切です。
- 価格重視⇒『HDD内蔵型のNAS』
- 拡張性重視⇒『NASキット+別売りのHDD』
- メンテナンス重視⇒『HDDの取り外しが容易なNASキッド』
- 音質重視⇒『オーディオ用のNAS』
- テレビ録画重視⇒『動画再生機能が高いNAS』
基本的には、用途や機能で選ぶと失敗しません。

また、HDDの容量はコスパで選ぶのがおすすめです。
容量の差ほど価格差が少ない場合が多いので、バランスを考えて選ぶのが良いでしょう。
NASには様々な機能があるので、自分に合ったNASを選んでみてくださいね!

次の記事では、おすすめのNASを解説しているので、参考にしてみて下さい。
関連記事【2021年版】おすすめのNASを徹底比較【メーカーや用途別のまとめ】