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TP-Link Deco S7を評価レビュー【Deco M5の後継機種で性能がグレードアップしたメッシュWiFi】

この記事は、TP-Link製のメッシュWiFiであるDeco S7を評価レビューしている記事です。

TP-LinkからDeco M5の後継機種が出るって聞いたんだけど、機能や性能はどうなの?詳しいレビューが知りたいな!
と言う疑問に答えます。
コスパがよくAmazonの売れ筋ランキングでも上位に入るDeco M5ですが、2017年発売と少し古いモデルになっていました。

その後継機種としてDeco S7が、お値段据え置きで新たに発売となりました。
そこでこの記事では、TP-Link製のメッシュWiFiであるDeco S7のデザインや機能を詳しく評価レビューしていきます。
Deco S7に興味がある人は、是非参考にしてみてください。

TP-Link Deco S7を評価する【Deco M5をグレードアップした後継機種】

まず結論から。

Deco S7はコストを抑えてメッシュWiFiを構築したい人におすすめです。
と言うのも、前モデルとDeco M5と比較して、価格は同じなのに様々な部分の機能がグレードアップしています。
\\Deco S7とM5の比較//
Deco S7 | Deco M5 | |
---|---|---|
速度 (5GHz) | 1300Mbps | 867Mbps |
速度 (2.4GHz) | 600Mbps | 400Mbps |
ストリーム (5GHz) | 3×3 | 2×2 |
ストリーム (2.4GHz) | x3 | 32×2 |
ポート | ギガビットポート x3 | ギガビットポート x2 |
セキュリティ | HomeCare™アンチウイルス | |
サイズ | 162.3×90.7×90.7mm | 120×120×38 mm |
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特に特徴的なのが、WiFiのスピードアップと6ストリームに対応したこと、そして有線ポートが1つ増えたことです。
最新規格のWiFi 6、セキュリティ機能のHomeCare™アンチウイルスには対応していない点には注意が必要です。
しかし、WiFi 6に対応したスマホやタブレットを保有していない方や、安定性重視の方には、Deco S7は非常におすすめと言えるでしょう。

TP-Link Deco S7をレビューする【デザイン・初期設定・機能・デメリット】

それでは順番にTP-Link Deco S7を詳しくレビューしていきます。

デザインや機能、デメリットをまとめると下記のようになります。
- 外観・デザイン⇒白を基調とした長方形のデザイン
- 初期設定⇒アプリを使って簡単に設定できる
- 通信速度⇒上位モデルのDeco X50と遜色ないスピードを計測
- 機能⇒ブリッジモードでの利用もOKで使いやすい
- デメリット⇒WiFi 6には非対応な点には注意が必要
順番に解説します。
外観・デザイン【白を基調とした長方形のデザイン】

まず最初に外観やデザインからレビューしていきます。

白を基調とした長方形のデザインで、シンプルで主張の少ない外観と言えるでしょう。
サイズは縦が162.3mmで、横と奥行きがどちらも90.7mmと縦長のシルエットです。
思った以上に重量も軽くて、どこに置いても邪魔にならない印象です。

また旧モデルのDeco M5と比較して、有線LANポートが1つ増えて3ポートに変わっています。

1000BASE-T対応で、WAN/LAN自動認識となっているので、基本的にはLANケーブルを差し込むだけで使うことが可能です。
旧モデルのDeco M5と比較してデザインは変わりましたが、使い勝手は向上している印象です。

初期設定【アプリを使って簡単に設定できる】

次に初期設定についてレビューしていきます。

TP-Link Deco S7の初期設定は全てスマホアプリから行うことが出来ます。
\\Decoの設定・管理用アプリ//


上記のアプリをインストールして、画面の指示に従うだけでOKです。


画面の指示通りに作業すれば、特に問題なく初期設定が完了するはずです。
注意点としては、ネットワーク名とパスワードを自分で設定する点です。


日本メーカー製のWiFiルーターだと、初期設定用のネットワーク名とパスワードが設定済みの事が多いので、その点の違いがあります。
このように、特にトラブル無く初期設定は完了するはずです。
TP-Link公式サイトでは、Decoアプリの使い方が解説されているので、必要な場合にチェックすると良いでしょう。

通信速度【上位モデルのDeco X50と遜色ないスピードを計測】
次に通信スピードについてレビューしていきます。

Deco S7は、部屋を移動しても安定したスピードを計測できました。

TP-Link Deco S7は1階、PCは真上の2階で、スピードを測定したときの測定結果です。

一方で、同じTP-Link Deco X50で測定したときの結果が下記の通りです。

大きな違いは見られない結果になったと思います。

このようにTP-Link Deco S7はスピードの面でも安心して使えると言えるでしょう。

機能【ブリッジモードでの利用もOKで使いやすい】

次に機能についてレビューしていきます。

TP-Link Deco S7は、ブリッジモードでの利用も可能で使いやすい点が魅力です。
通常のルーターとしては使うことが可能ですし、ブリッジモード(アクセスポイント)にも対応しているので、光回線などでも安心して使えます。
この他にも保護者による利用制限が出来るなど、子供がいる家庭でも心配が少ないでしょう。

このようにTP-Link Deco S7は、使い勝手もよく、安心して使える点が魅力です。

デメリット【WiFi 6には非対応な点には注意が必要】

最後にデメリットを解説していきます。

Deco S7はWiFi 6規格には非対応なので、より高速通信がしたいならDeco X50などの上位モデルを選ぶほうが良いでしょう。
Deco X50は、新しい規格のWiFi 6に対応したデュアルバンドのメッシュWiFiです。
デュアルバンドと言う部分は同じですが、最新規格対応とスピードがより早い点が特徴です。
\\Deco S7とDeco X50の比較//
Deco S7 | Deco X50 | |
---|---|---|
バンド | デュアルバンド | デュアルバンド |
速度 (5GHz) | 1300Mbps | 2402Mbps |
速度 (2.4GHz) | 600Mbps | 574Mbps |
ワイヤレス規格 (5GHz) | IEEE 802.11ac/n/a | IEEE 802.11ax/ac/n/a |
ワイヤレス規格(2.4GHz) | IEEE 802.11n/b/g | IEEE 802.11ax/n/b/g |
ポート | ギガビットポート x3 | ギガビットポート x3 |
サイズ | 162.3×90.7×90.7mm | 110×110×114mm |
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単純にDeco X50の方が高機能ですが、価格が高いです。
しかもiPhoneなどの端末がWiFi 6に対応していないと、性能を十分に発揮できないデメリットもあります。
そのためWiFiの安定性重視の方や、より安くメッシュWiFiを構築したい方は、Deco S7がおすすめです。
下記の記事では、WiFi 6対応でデュアルバンド対応のメッシュWiFiであるDeco X50の評価レビューをまとめています。
関連記事【TP-Link】Deco X50を評価レビュー【Wi-Fi6対応デュアルバンドのメッシュWi-Fi】

まとめ

- Deco M5の後継機種
- 価格は同じなのに性能がグレードアップ
- 新しい規格のWiFi 6には非対応
TP-Link Deco S7の評価レビューをまとめました。

Deco M5の後継機種として、性能はグレードアップしているのに、値段が変わらない点が1番のメリットと言えます。
実際に使ってみると、下記のような印象を持ちました。
- 外観・デザイン⇒白を基調とした長方形のデザイン
- 初期設定⇒アプリを使って簡単に設定できる
- 通信速度⇒上位モデルのDeco X50と遜色ないスピードを計測
- 機能⇒ブリッジモードでの利用もOKで使いやすい
- デメリット⇒WiFi 6には非対応な点には注意が必要
注意点としては、新しい規格のWiFi 6に非対応な点です。

その点を除けば、コスパよくメッシュWiFiを構築できる良いルーターだと思います。
是非参考にしてみてくださいね!

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