NASキットに利用するHDDは、NAS専用の製品が発売されています。
PC用のHDDに比べて耐久性が高く24時間稼働し続けても壊れない点が特徴です。

NAS用のHDDはどれを選べばいいの?
ということで、この記事では代表的な5つのHDDのスペックを比較した上で、どれを選ぶべきなのか?を書いていきます。
順番に解説しますが、先におすすめのHDDが知りたい場合は『2019年NAS用HDDはどれがおすすめ?』からチェックしてみてください。
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2019年NAS用HDDの代表的な5つの製品
2019年に発売されているNAS用HDDの代表的な製品は以下の5つです。
- Western Digital製『WD Red』
- Western Digital製『WD Red Pro』
- Seagate製『IronWolf』
- Seagate製『IronWolf Pro』
- HGST製『Deskstar NAS』
どれもNAS専用のHDDで、24時間稼働に耐える耐久性や保証期間などPC用のHDDとの違いがあります。
どのHDDも容量が1TBから10TB以上の複数のラインナップがあり、好みや予算で選ぶことが可能です。
それでは上記の4つの製品をさらに詳しく見ていきます。
2019年NAS用HDDのスペック比較
NAS用HDDを比較するポイントは、大きく3つあります。
- コスパ⇒複数個のHDDを購入するなら大きく変わる
- 耐久性⇒データを失うリスクの軽減
- データ復旧⇒故障した際の保険
NASはRAIDを組んだりすると、複数個のHDDが必要なのでコスパが大切なのは言うまでもありません。
それ以外にも、耐久性は重要で24時間起動し続けることを考えると故障率の低いHDDを選ぶ必要があります。
NAS用HDDは保証期間が3年のHDDが基本になりますが、保証期間が5年のプロモデルもあるので、耐久性を重視する人はそちらも検討しましょう。
最後に、NAS用HDDにはデータ復旧プランが付帯されているものがあります。
より重要なデータを扱うなら、検討する価値はあるでしょう。
というわけで、NAS用HDDのスペックをまとめると以下のようになります。
製品名 | データ容量 | 回転数 | キャッシュ | 保証期間 | データ保証 |
---|---|---|---|---|---|
WD Red | 2・3・4・6・8・10・12TB | 5,400rpm | 256MB | 3年保証 | ✕ |
WD Red Pro | 2・3・4・5・6・8・10TB | 7,200rpm | 256MB | 5年保証 | ✕ |
IronWolf | 1・2・3・4・6・8・10・12・14・16TB | 7,200rpm | 256MB | 3年保証 | ✕ |
IronWolf Pro | 1・2・3・4・6・8・10・12・14・16TB | 7,200rpm | 128MB | 5年保証 | ◯ |
DeskstarNAS | 3・4・6・8・10TB | 7,200rpm | 128MB | 3年保証 | ✕ |
上記の5製品がNAS専用のHDDです。

NAS専用のHDDだと耐久性も高いので安心です。
2019年NAS用HDDの価格比較
NAS用HDDを選ぶ時に重要なポイントとして、HDDの価格です。
HDDの価格は、容量によって大きく変わり、容量が多くなる方が価格が高くなりますし、 容量が小さいから一番安いとも限りません。
2019年では4TB程度のHDDが容量と価格のバランスが取れていておすすめですが、テレビ録画など大容量が必要な場合は8TB程度のHDDが良いでしょう。
上記の5つのHDDで言うと、Seagate製の『IronWolf』のコスパが良いです。
以前、Seagateは製造段階のトラブル等もあり、壊れやすいHDDというイメージが有りました。
しかし最近では、Seagateだから壊れやすいというイメージは薄れつつあります。
3年間の保証もありますし、なによりコスパが良いので狙い目のNAS用HDDと言えます。

コスパの良いNAS用HDDならSeagate製の『IronWolf』がおすすめです。
2019年NAS用HDDのコスパと性能比較
HDDのコスパも大切ですが性能の高さも両立するなら、Western Digital製の『WD Red』がおすすめです。
やはりWestern Digital製のHDDの耐久性には定評があります。
実際、今まで購入したWestern Digital製のHDDの中で故障したのは1台のみですし。
またAmazonならタイムセールで安くなることが多く、そのタイミングで購入すると、ほぼ同価格で購入できる点がメリットです。
保証期間が5年のプロモデル『WD Red Pro』もありますが、予算に余裕がある人なら購入しても良いでしょう。
家庭で利用する分には、ノーマルモデルの『WD Red』でも十分な性能と言えます。

Western Digital製『WD Red』は、価格と耐久性のバランスが取れていて、安心して使えます。
2019年NAS用HDDのデーテ復旧機能比較
NAS用HDDには重要なデータを保存することも多いですし、24時間稼働することも多いので、故障のリスクが高くなります。
故障したHDDのデータ復旧を依頼するとかなり高額になる場合も多いです。
2016年の記事ですが日経ビジネスの『HDDの復旧、どうしてこんなに高いの?』という記事が参考になります。
そのデーテ復旧サービスが付与されているのはSeagate製『IronWolf Pro』です。
通常は年額約560円程度が必要なデータ・リカバリ・サービスが付帯されていています。
ノーマルモデルの『IronWolf』に比べて、価格は高いですが保証期間も5年に伸びますし、データの重要度に応じて選ぶと夜でしょう。

デーテ復旧サービスが必要ならSeagate製『IronWolf Pro』一択です。
2019年NAS用HDDはどれがおすすめ?

NAS用のHDDは結局どれを買えばいいの?

個人的にはWestern Digital製『WD Red』がおすすめです。
理由はコスパと耐久性のバランスが良いので、安心して使えるHDDです。
一番売れているNAS用HDDなので、こなれているところも信頼性が高い証拠です。
セールを活用すると、さらに安く買える点も魅力です。

データ復旧が気になる人にはSeagate製『IronWolf Pro』が良いでしょう。
他のHDDには無いデータ復旧サービスが付帯しているので、故障時でも余計な費用の心配が低くなります。
コスパの面では一歩劣りますが、安心感を求めるなら非常におすすめです。
『2019年おすすめNAS用HDD比較』のまとめ
2019年最新版のおすすめNAS用HDDを比較しました。
コスパと耐久性の両方を兼ね備えたWestern Digital製『WD Red』が一番おすすめです。
データ容量も2・3・4・6・8・10・12TBと非常に種類が豊富です。
しかし1番にコスパを考えるなら『IronWolf』やデータ復旧サービスが付帯している『IronWolf Pro』も検討する価値があります。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!

NAS用HDDは耐久性が高いので、24時間稼働しても安心して使うことができますよ!